どんな作品？
女騎士堕ちものの皮を被りつつ(実際は正しいのですが)、短編ながらも意外性のあるストーリーでプレイヤーを引き込んでいくRPG。ただの抜きゲーではない物語と世界観を味わえる作品ですの。Hシーンのほとんどはミニアニメーションなのも見逃せない！
作者様制作サンプル紹介動画もございます。FANZAではあまり販売数が伸びていないようですが、DLsiteでは販売数2万本を超える大ヒット作ですの。
作品概要
- タイトル：BegieAde ～嘘と報復のリリック～
- ジャンル：RPG
- 作者：河原小石
- 発売日：2020年6月19日
- 価格：\1,430
- プレイ時間：3時間程度
見どころ
- 第一印象と演出
全体マップの作り込みと重厚なナレーションが印象的で、どこか戦記物の趣がございますわ。
主人公は正統派の女騎士。ビジュアルからの想像よりは少し意外な正統派でしたけれど、凛とした佇まいがたいへん魅力的でしてよ。画面は二分割UIで、常時立ち絵が表示される設計。戦闘演出はやや重ためのエフェクト感がございますが、全体の雰囲気づくりには一役買っておりますわ。 - ストーリー（ネタバレ控えめ）
山賊に砦を奪われる――いわばお約束の幕開けから物語は進みますの(いつも思いますけれど、そんな国大丈夫ですの……？)。
盗賊の首領を捕え、近隣の村で休息を取る一行。しかし黒幕めいた存在が姿を見せ、力を得た首領が脱走。村は制圧され、主人公は深い屈辱を味わうことに……そして脱出劇が始まりますの。
短編ながら起承転結がきちんと整い、意外性のある展開で最後まで惹きつけてくれますわ。 - ゲームシステムと難易度
雑魚戦：総じて難度は穏やか。難易度も自分で設定できますわ。
自己回復：主人公はHP／MP回復スキルを所持。賢く使えば回復アイテムは節約できますの。
淫欲度：時間経過で上がるパラメータ。30%を超えると能力にデバフがかかりますわ。
セーブ時ボーナス：セーブを行うと、特定行為の累積に応じて経験値が付与。なぜそうなるのかは、物語の中で丁寧に説明されますわ。特徴的なシステムですわね。 - ビジュアル＆成人描写
本作の立ち絵およびシーン演出はほぼアニメーションで構成され、動きのニュアンスが豊か。目のハイライトが消えている表情演出は背徳感を巧みに喚起いたしますの。
立ち絵のボディバランス――特に上向き気味の豊かなバスト――は、上等な造形美でしてよ。
戦闘中の段階別立ち絵差分や、途中のセクハラ系演出も用意され、エロステ（状態表示）も完備。特定エンディングではアヘ顔Wピースの表情までしっかり押さえており、女騎士ものの美学を心得ておりますわ。
テキストは簡潔ながら、しっかりとシコリティ高く好みの方にはたいへん刺さりますの。 - エンディング
エンディングは全5種。 同梱のプレイガイドに分岐条件が明記されておりますので、収集は進めやすいですわ。
一点だけ申し上げますと、回想の全開放機能が見当たらないのは少々残念でしてよ。
良かったところ
- 短編ながらもストーリーがしっかりしており、世界観への没入感が高いですの。
- ほぼアニメーションの演出と表情差分が豊潤。しっかりと堕ちてくれますわ。
- テキストは短くとも堕ちの過程が明確で、テーマとの整合性が心地よいですわ。
気になったところ
- 戦闘エフェクトはややもっさり(ツクールMVの仕様かもしれませんわね)。テンポ重視の方は気になるかもしれませんわ。
- 回想の一括開放がない点は、時間短縮派には惜しいところ。どうしても、という方は有志が提供している全開放セーブデータを拾うが吉ですわね。
こんな方におすすめ
- 女騎士×敗北の美学が好きな方。
- アニメーション重視のエロRPGをお探しの方。
- 短編でも分岐と達成感をきちんと味わいたい方。
- 淫欲度などの心理系パラメータで緊張感を楽しみたい方。
総評
夜ふかし度：★★★☆☆
『BegieAde ～嘘と報復のリリック～』は、短編ながらも世界観・演出が美しく調和したHアニメーション搭載のR18RPGですの。
物語の意外性と心理描写、そして堕ちシーンの“見せ場”の作り方は見事。女騎士ものの醍醐味を上品かつ妖艶に凝縮した一作でしてよ。
気になる要素に心当たりのある方は、ぜひお手に取ってみてくださいませ。大人の夜更かしに相応しい、満足度の高い一夜となりますわ。
関連リンク
👉 今すぐ作品をチェックする続編もございますわ。
